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コロナ予防にも使える?イベルメクチンを解説

#新型コロナウイルス

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2020年から猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。
ワクチンの接種も徐々に進んでいますが、接種への不安などから、イベルメクチンの高需要は続いています。
海外では、イベルメクチンはワクチン同様、コロナへの予防的使い方も出来るとして、注目を集めています。

  • そもそもイベルメクチンはどのような成分なのか
  • どのような服用方法で予防できるのか
  • どうして日本ではイベルメクチン普及が進まないのか

こういった疑問に対して、解説します。

イベルメクチンとは

イベルメクチンは、北里大学の特別栄誉教授である、大村智博士が開発した薬です。
日本では「ストロメクトール錠3㎎」として処方されています。
大村氏は、イベルメクチンを用いた、線虫感染症の新しい治療方法の発見を功績に、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

イベルメクチンの適応症は、腸管糞線虫症や疥癬です。
人間に対してだけでなく、犬のフィラリア予防でも使用されます。

あまり聞き馴染みのない疾患ですね。

糞線虫症は、熱帯・亜熱帯地方でよく見られる疾患です。
発疹が出たり、腹痛、下痢、食欲不振などを引き起こします。
日本では九州や沖縄で見られることがありますが、現在新規感染者は発生していません。
世界中では、3,000万人から1億人が感染しているとされています。
日本では、2002年より治療にイベルメクチンが使われ、体重あたり200μg/kgを、2週間間隔で2回経口投与します。

疥癬は、疥癬虫(ヒゼンダニ)が皮膚に寄生して起こる疾患です。
肌の発疹や痒みを引き起こします。
疥癬患者は国内で年間8~15万人程度と予想されています。
人と人との接触で感染するため、集団生活が行われる、高齢者福祉施設や病院で集団感染が起こることも多いです。
2006年よりイベルメクチンの適応症に追加され、200μg/kgを1回経口投与します。 重度の疥癬の場合は、2回服用することもあります。

イベルメクチンの作用機序

イベルメクチンは、無脊椎動物の神経や筋細胞に存在するシグナル伝達物質である、塩化物イオン(Clー)の通り道である、Clチャネルに結合します。
これにより、神経や筋細胞の過分極が起こり、寄生虫が麻痺して死に至ります。

これが従来の糞線虫症や疥癬に対する作用機序です。

ウイルスに対しては、ウイルスの複製を担う酵素を阻害したり、核内に必要なタンパク質を供給する蛋白を阻害したりする動きが確認されています。

この作用機序から、新型コロナウイルスにも効果があると考えられています。

イベルメクチンの副作用

副作用としては、以下のものが報告されています。

  • 消化器症状:下痢、食欲不振、便秘、腹痛など
  • 皮膚症状:痒み、発疹など
  • 肝機能症状:倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、吐き気など。頻度は稀。

イベルメクチンは重篤な副作用反応が稀で、その安全性の高さが評価されています。 30年以上にわたり、世界中で年間約3億人が服用してきたことからも、安全性が分かります。

コロナウイルスへの使用

海外では、イベルメクチンの治療・予防的使用例が増えてきています。
ペルーなど中南米諸国の他、アジアではインド、フィリピンで限定的な使用が行われています。
ここでは、具体的にフィリピンで実行された例を紹介します。

フィリピンのラグナ州サンタロサ市にて、仕事上感染リスクが高い人、免疫力が低下している高齢者ら高リスク群を中心に、イベルメクチンの配布、販売、処方が行われました。
約1万人に配られ、用途は治療用だけでなく、9割以上が予防用でした。

ここから、2020年7月から12月までにイベルメクチンを服用した人の98%は、新型コロナに感染しなかったというデータが出ました。
2021年になり、変異株の流行が広がった後は90%にまで数字が落ちていますが、高リスク群を中心に配布したことを踏まえると、高い予防効果があったと考えられます。

服用方法は、初日と翌日に15mgを1錠ずつ服用。
その後は2週間に1度、15㎎を服用し続けるという方法でした。

イベルメクチンを予防として使用した点で、注目を集めています。

治療の観点では、感染者約500人に投与されました。
うち300人ほどの無症状・軽症者は、ほぼ100%ウイルスの消失が認められました。
中度の患者は、約150人中90%が回復、重度の約50人の患者は、病院搬送でその後の経過は掴めていません。

副作用は、約1万人のうち、下痢の症状が約150人、湿疹が約30人に見られました。
しかし、重篤な副作用は1例も見られていません。

日本での使用状況

もともとイベルメクチンは日本発祥の医薬品にも関わらず、日本国内での注目はまだ限定的です。
背景として、米食品医薬品局(FDA)やWHOなどが、新型コロナウイルス治療薬としての使用に否定的な見解を示していることが挙げられます。

FDAは、2021年3月に、「新型コロナの予防や治療にイベルメクチンを服用するべきではない」として注意喚起を行っています。
コロナ治療薬としてのイベルメクチンは、まだ初期研究の段階であり、過剰摂取によって嘔吐、下痢、アレルギー反応、めまい、発作、昏睡などの副作用を引き起こす可能性があるとしています。

これに対し、北里大学研究所は、FDAの見解に対する反論をホームページに掲載しています。
3月末に大村教授も連名で公表した論文では、今年1月末までに世界27か国で91件の治験、および治療目的での使用がされており、うち42件、約1万5千人の結果として、早期治療で83%、後期治療で51%、発症予防で89%の改善が認められたとしています。

また、その論文内では、イベルメクチンの特徴として

  • 新型コロナウイルスの複製を阻害する
  • 強力な抗炎症作用がある
  • 新型コロナの新規感染を防ぐ
  • コロナ患者の回復を早め、死亡率を減少させる

という点をあげています。
ここで注目されたポイントは、治療薬としてだけでなく、ワクチンと同様に、予防効果にも焦点が当てられた点です。

論文内でも予防効果について触れられたのですね。

また、北里大学研究所だけでなく、東京都医師会の尾崎治夫会長は、2021年3月9日に、主に自宅療養者の重症化を防ぐ目的で、イベルメクチンの緊急使用を提言しています。

それだけ有用性が示唆されているのに、どうして未だに普及しないのでしょうか。

イベルメクチンを巡る資金的な思惑

論文では、イベルメクチンを巡る資金的な思惑にも触れています。
イベルメクチンは既に30年以上前から世界中で使用されている医薬品で、特許も切れています。
既にジェネリック医薬品がインド、中国で大量に製造されているため、イベルメクチンを新型コロナの治療薬として適応するための臨床試験を行っても、その資金を回収できるだけの収益が見込めません。

同時に、イベルメクチンへのアメリカでの否定的評価には、ワクチン製造会社を含む、製薬会社の思惑も絡んでいるのでは、と考える人もいます。

安価で効果のある医薬品なら普及してほしいですが、簡単にはいかないのですね。

ユニドラのイベルメクチン

ユニドラでは、1錠あたりイベルメクチン12㎎を含む、Sun Pharma (サン・ファーマ)製のイベルメクチンを販売しています。

イベルメクチンを見る▶

イベルメクチンは長い間使われてきた医薬品で、重篤な副作用は報告されていません。
しかし、それはあくまで糞線虫症、疥癬の適応症に対する使用の場合です。
新型コロナウイルスは未だ治験の最中で、治療薬としての商品は国内で得ていません。
医薬品の個人輸入は自己責任となるため、留意した上で購入、使用しましょう。


参考記事:
読売新聞オンライン「イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め」
https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/cknews/20210427-OYT8T50019/
東洋経済ONLINE「イベルメクチンに超期待する人が知らない真実」
https://toyokeizai.net/articles/-/416242
まにら新聞ウェブ「効果は32カ国で実証済み 新型コロナでのイベルメクチン投与」
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news257345.html
まにら新聞ウェブ「高リスク群の9割超感染せず イベルメクチン1万人に配布」
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news257465.html
株式会社共同通信社「途上国の期待高まる「イベルメクチン」」
https://www.kyodo.co.jp/intl-news/2021-05-20_3612824/

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